屋根工事・カバー工法

屋根工事(リフォーム)カバー工法

今までの屋根を撤去せずに、上から新しい屋根材を被せる工法です。
二重屋根なので耐熱性に優れているほか、解体費用が掛からないのでコストが抑えられるなど様々なメリットがあります。

カバー工法の流れ

屋根の工事はカバー工法がおすすめ!費用を安く抑えるならカバー工法

屋根の工事はカバー工法がおすすめ!費用を安く抑えるならカバー工法

大切な家を保護するために欠かせないのが屋根のリフォームです。とはいえ、屋根は点検が難しい場所である上に、普段から気にかけることが少なく、後回しにしてしまいがちな方も多いのではないでしょうか。そこで、今回は、屋根工事の中でもとくに人気を集めているカバー工法について詳しくご紹介します。

カバー工法ってどんな工事なの?

カバー工法とは、屋根の数ある屋根の工法の中でも、最近とくに人気を集めている工法の1つです。ここでは、カバー工法について詳しくみていきましょう。

カバー工法について

カバー工法とは、その名前の通り現在ある屋根の上から、防水シートや屋根材をかぶせるという工法です。カバールーフ工法や重ね葺きと呼ばれることもあります。一般的な住宅であれば、ストレート屋根と呼ばれるコロニアルの上から、ガルバリウム鋼板やエスジーエル鋼板などの軽い金属屋根をかぶせることが多くあります。そうすることで、本来必要な防水機能を取りもどすことができるでしょう。

カバー工法は工事費用が安く済む?

屋根を一度はがしてから、新しい屋根材に張り替える葺き替え工事であれば、屋根をはがすために費用と時間がかかってしまいます。しかし、カバー方法では既存の屋根を解体することなく工事ができるため、低コストでのリフォームが可能になります。また、古い屋根を撤去するための費用や人件費も削減できるでしょう。

どんな屋根にもカバー工法ができる?

費用を安く抑えることができるカバー工法ですが、どんな屋根にもカバー施工ができるというわけではありません。たとえば、瓦屋根の場合にはカバー工法を行えません。なぜなら、カバー工法を行うためには、屋根がフラットである必要があるからです。また、瓦屋根自体が重たいため、さらに防水シートや金属屋根を重ねるのが難しいというのも理由の1つです。

また、古いトタン屋根や劣化が進んでしまっているコロニアル屋根であれば、屋根の下地が傷んでいるためカバー工法を行うことができません。具体的には、築40年をすぎている場合や、雨漏りが起きてしまっている場合には、カバー工法はできない場合が多くなっています。

カバー工法を行うタイミングと耐久性は?

カバー工法で屋根のリフォームを行うタイミングとしては、築10年から20年くらいがもっとも適していると言われています。築30年や40年になってしまうと、屋根が傷みカバー工法ができなくなってしまう上に、葺き替えのための高額な費用がかかってしまいます。

また、2000年ごろに製造されたストレート屋根は、アスベストが含まれている屋根に比べると劣化しやすい傾向にあるでしょう。屋根の状態をチェックしながら、適切なタイミングで工事を行うのがおすすめです。

カバー工法のメリット

ここでは、さらに詳しくカバー工法のメリットについてみていきましょう。

断熱性や遮音性もアップ

カバー工法は、屋根の防水機能を高めるために行う工事です。しかし、カバー工法を行うことでさらに断熱性や遮音性をアップさせることもできます。なぜなら、カバー工法では、既存の屋根の上から金属屋根をかぶせることで、二重構造になるためです。雨音が気になって眠れない、断熱性が低いため部屋がなかなかあたたまらないという方におすすめです。

工期が短く、近隣住民とのトラブルが少ない

カバー工法は、葺き替え工事に比べると、工期が短くて済むというメリットもあります。なぜなら、古い屋根をとりはずす工程が必要ないからです。一般的なカバー工法での屋根のリフォームであれば1週間から2週間程度で工事が終了します。

また、古い屋根を壊す必要がないことから、チリやホコリなども最小限に抑えられます。とくに、住宅が密集しているような場所では、おすすめの工法です。

アスベストへの対応としても向いている

2006年に、使用が禁止されたアスベストですが、現在アスベストが含まれた屋根を解体するためには、アスベストの飛散を防ぐための特殊な対策が必要とされています。また、処分にも対策が必要になるため、費用がかかってしまいます。カバー工法であれば、屋根を壊さずにリフォームできるため、アスベストの飛散の心配もありません。

カバー工法の注意点

カバー工法の注意点としては、修繕を目的とした場合の火災保険は活用できないという点があげられます。なぜなら、火災保険は、災害による被害を元の状態に戻すための保険であるからです。雪や雷などの影響で破損してしまったという場合には、葺き替え工事を検討しましょう。

また、カバー工法は既存の屋根の上から、さらに金属の屋根を固定するという工法であることから、屋根全体の重量が重くなってしまいます。場合によっては、耐震性に影響してしまう可能性もあるため、工事を依頼する専門家とよく相談するようにしましょう。

まとめ

今回は、屋根工事の中でもとくに人気を集めているカバー工法について詳しくご紹介しました。屋根の状態は、築年数や材質、またその土地の環境によってそれぞれ異なります。経験豊富な専門家に相談の上、ぜひカバー工法を検討してみてください。

神奈川県藤澤市にあります「株式会社小泉板金」では、カバー工法や葺き替えなどの屋根工事・リフォームを承っております。屋根のトラブルについてのスペシャリストである経験豊富な職人が、もっとも最適な工法を提案いたします。ぜひお気軽にご相談ください。